事業計画書を作るコツ

ゼロ円起業の中村です。

 

事業計画書は働いている時は無縁の書類ですが、いざ独立開業をする際には必須の書類。

 

ただ、何をどう書いたらいいかわからない、という人が多いのではないでしょうか?

 

「独立開業には不安がつきものだけど・・・」の記事で不安を少しでも無くすために事業計画書を作ったほうがいいと書きましたが、今回は事業計画書を作るコツについてまとめています。

何のために事業計画書が必要なのか?

そもそも、事業計画書って何のために必要なのか?

 

大きくは2つ。

 

1.金融機関から融資を受けるために必要

2.自分で使う用に頭の中を整理するために必要

 

1.金融機関から融資を受けるために必要

金融機関から融資を受けるためには、事業計画書が必要です。

 

自分がどんな事業をやるのか、その事業でどのくらいの収益を上げるのかなどをきちんとわかりやすく銀行の人に伝えるための資料です。

 

お金を貸す側の立場になって考えると、初めて話を聞く相手がどんなことをやるのか、本当に返済できるのか、など色々と気になりますよね。

 

その気になる部分をきちんと紙に落とし込んで、相手に説明するための資料が事業計画書です。

 

特に【数字】が重要。

 

売上、利益、自己資金、必要経費、売上の根拠、広告の費用対効果など数字はできる限り具体的に書くくと良いです。

2.自分で使う用に頭の中を整理するために必要

こちらは誰に提出するわけでもなく、自分で使う用のもの。

 

事業を始める際、あれこれいろいろと考えますよね。

 

ターゲットはどんな人で、料金体系はどうで、広告は何を使って、毎月の売上はいくらくらい、利益はどれくらい残るかなどなど。

 

こういった頭の中で思い描いているものを整理するための資料が自分用の事業計画書です。

 

特に【戦略】の部分が大切。

 

どんなに素晴らしい戦略を考えても、実践できなければ絵に描いた餅です。

 

絵に描いた餅にならないよう、いつでも振り返りができるように自分用の事業計画書は必要です。

 

参考までに、私の場合は毎月月末の数字を締めたタイミングで事業計画書を振り返るようにしています。

 

事業計画書に書いたことがちゃんと実践できているか?

目標売上は達成できているか?

予定していた経費にエラー数字はないか?

などなど

 

事業を始めると、毎日がバタバタで、どんどん新しいことが起こるのでせっかく最初に思い描いたことがちゃんと実践できないことがあります。

 

ただ、経験則から言うと、最初に事業計画書に書いたことを100%実行していればそうそう失敗はないはずです。

 

なぜなら、事業計画書は何度も何度も繰り返し修正を重ね、場合によっては人にもチェックしてもらい、ここに書いていることを確実に実践したらそうそう失敗しないだろうという内容になっているはずです。

 

それなのに、書いただけで実践しないから絵に描いた餅になってしまうんです。

 

そうならないためにも、毎月自分用の事業計画書を振り返り、自分の行動の抜け漏れを確認する必要があるんですね。

 

もちろん、金融機関用と自分用の事業計画書が同じでも構いません。

 

ぜひ参考にしてみてください。