ゼロ円起業の中村です。

 

最近、サロン系のお客様(美容室、理容室、エステ、ネイルなど)から同じような相談を立て続けに受けました。

 

それは、

 

「●ット●ッパ-はやった方がいいでしょうか?」

 

というご相談。

ポータルサイトの広告はやるべきではない!

私自身、サロンの経営コンサルティング会社を10年近くやった経験から、いつも同じことを答えています。

【結論】ポータルサイトの広告はやらない方がいい!

 

今回の話は、あくまでも経営コンサルとして私自身がお客様を見てきた経験からの話で個人的な意見です。

 

個人的には、先述のポータルサイトや他のランキングサイトなどは個人店や小規模事業の場合やるべきではないと考えています。

 

なぜか?

 

価格になびくお客様ばかりでリピートしない

 

からです。

 

私自身、リクルート出身ということもあり、リクルート退職後もこうした相談はよく受けます。

 

結局、ポータルサイトは何百何千というお店が掲載されているので、よほど他店との差別化要因があれば別ですが、そうでなければ結局は料金割引してお客様に注目してもらうしかありません。

 

そして、それで来店されるお客様の多くは「料金が安いから来店した」お客様です。

 

来店動機の一番が【価格】なので、次も価格に注目して動く可能性が高いです。

 

ポータルサイトを見ると、どのお店も大幅な割引をしています。

 

ということは、こういうお客様は次にお店に行く際も価格が安いお店を選んで行くんですね。

 

結果、自分のお店にはリピートしないというわけですね。

同じ広告費を使うなら断然【SNS広告】を使うべき

例えば、●ット●ッパーに毎月20万円を使うなら、その分を「Facebook」や「Twitter」「Instagram」といったSNSの広告に使うべきです。

 

大きな理由は下記3点。

1.ターゲットにピンポイントで情報が届けられる

ほとんどのSNS広告は「ターゲット設定」というものがあります。

 

例えば、

・住んでいる地域

・年齢

・性別

・職業

・趣味嗜好

など

 

これらを事前に設定した上で広告を配信するので、自分のお店に興味がありそうな方にのみ広告を届けることができます。

 

結果、濃いお客様の集客に結びつけることができます。

2.クリックされた分だけ費用が発生する

SNS広告の多くは「PPC広告(Pay Per Click広告)」という、広告をクリックされて初めて広告費が課金されるタイプのものです。

 

ポータルサイトの広告は掲載するだけで費用が発生しますが、SNS広告は掲載だけなら費用は無料。

 

掲載した広告がクリックされるまで課金されないので、広告費を有効活用できます。

3.「リターゲティング広告」でよりターゲットを絞り込める

リターゲティング広告とは、特定のサイトを訪れた人に対して広告を表示させる仕組みのことです。

 

例えば、今、あなたの美容室で「縮毛矯正のアピール」をしたいと考えているとします。

 

そして、「縮毛矯正をしたいユーザー」がいたとします。

 

そのユーザーが検索で縮毛矯正について書かれているサイトをいくつか閲覧しました。

 

そうすると、そのユーザーが他のサイトを見ているときにあなたのお店の「縮毛矯正」についての広告を表示させることができる、という感じです。

 

要は、予め興味がある方を絞り込み、その方にピンポイントで広告を届けることができるということです。

まとめ

ポータルサイトへの広告掲載とSNS広告の大きな違いは、

「広く浅く誰にでも広告を届ける」のか「狭く深く広告を見て欲しい人にだけ広告を届けるのか」の違いです。

 

その後のリピートを考えると、当然こちらが広告を見て欲しい人にだけ広告を届けて来店してもらう方がリピートしやすいですよね。

 

また、SNS広告は自分でリアルタイムで広告のメッセージや写真などを変えることもできますので、極端に言うとその日その日で広告を変えていくこともできて柔軟性があります。

 

どちらを選ぶかはオーナーの戦略次第ですが、せっかくお金を払って広告をするなら効率よくきちんと来店してもらえる方に投資すべきですよね。