ゼロ円起業の中村です。

これまで約800件の起業支援サポートを行ってきた中で、起業時につまづくポイントの1つをご紹介します。

それは、

『支払いの優先順位』です。

支払いの優先順位

人それぞれ支払いの優先順位があると思います。

●食費
●交際費
●税金
●保険料
●クレジットカードの返済
などなど

どの優先順位が高いかは人それぞれですが、実はこの中で絶対に遅れてはいけないものがあります。

それは

【クレジットカードの返済】

クレジットカードの支払状況は【CIC(割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関)】という信用情報機関のデータベースにすべて反映されています。

いつ、どんな商品を、いくらで購入し、支払い回数は何回で、毎月の支払状況はどうなっているか、がすべて反映されているんです。

1日でも支払いが遅れると情報に反映される

このCIC情報はとてもシビアに支払い状況が反映されます。

例えば、カードの引き落とし日に口座に入金し忘れて引き落としができず、後日遅れて支払ったとします。

この場合、CIC情報にはしっかりと【遅れ】の情報が反映されます。



あるいは、支払いが追いつかず丸々1ヶ月延滞し、翌月に2ヶ月分まとめて払ったとします。

この場合は、CIC情報に【未払い】の情報が反映されます。

スマホ買い替えできない人が続出

多くの人がスマホの本体代を24分割の支払いにしています。

毎月の支払いは通話料などと一緒に請求されるのであまり気にしていない人が多いんですが、実はこのスマホ本体代は通常の割賦契約と同じなんです。

つまり、スマホ代の支払いが遅れるとCIC情報にしっかりと反映されます。

結果どうなるか。

2年経ってスマホの買い替えをする際、このスマホ本体代の遅れや未払い情報が原因で新しいスマホの割賦契約ができないという人が実は続出しているんです。

信販会社や金融機関も当然チェックする

信販会社や金融機関も当然ながらこの情報を見ることができます。

その上で、

「この人は契約できるだけの信用があるのか?お金を貸してもちゃんと返してもらえるのか?」

を判断する1つの材料にしているんです。



例えば、これから飲食店を開業予定だとします。

銀行から融資を受けたり、ゼロ円起業を使ってリースクレジット契約をしたいという時に、このCICの情報が悪いと融資が下りなかったり、リースクレジット契約ができなくなる可能性がとても高くなってしまいます。

自己資金が豊富にある場合は別ですが、せっかく技術やアイデアがあっても資金調達ができなければお店を出すことはできません。

なので、起業を考えている人は絶対にクレジットカードの支払い(スマホ代含む)は遅れないようにしましょう