ゼロ円起業の中村です。
私がリクルートという会社にいた時、ある先輩からこんな言葉を教えてもらいました。
ABC理論
「ABC理論」
何かと言うと、
「(A)当たり前のことを(B)馬鹿にしないで(C)ちゃんとやる」
の略だそうです。
営業成績がいい人が何か特別なことをやっているかというとそうではなく、営業成績が上る人と上がらない人の違いは、いかに当たり前のことを当たり前にやるかの違い。
例えば、
・初めて名刺交換をしたお客様に対しては当日あるいは翌日にはお礼のメールかはがきを送る
・お客様から出された宿題は遅くとも3日以内には回答を出す。それが難しければきちんと進捗報告をする
・自分の成績よりも相手が喜ぶことを常に考える
など。
こうした「当たり前」のことを馬鹿にしたいでちゃんとやっている人がお客様から評価され、結果的に営業成績も良くなる。
当たり前のことを当たり前にできない人が多いからこそ
これってビジネスでも同じですよね。
当たり前のことを当たり前にやる。
周りを見ていると、当たり前のことを当たり前にできない人がとても多いのに驚きます。
そういう人が多いから、逆にちゃんとやっている人が目立つのかもしれません。
例えば、美容室のコンサルティングをしていた時、必ずこんなことをお客様に伝えていました。
「お客様が来店したら、必ず当日中にお礼はがきを送るようにしましょう」
当日、営業終了後にはがきを書き、ポストに投函すると早ければ翌日、遅くとも翌日にはお礼はがきがお客様のもとに届きます。
私がお客様の立場だったら、こういう感謝の気持ちをちゃんと形にできるお店ってやっぱりまた行きたくなっちゃいます。しかも、それを当たり前にやっているのならなおさらです。
どんなに頭の中で「来店してくれて有り難い」と思っていても、それを相手に伝えないとそれは何も考えていないのと同じ。
また、やったりやらなかったりと中途半端にするのではなく、毎回当たり前のようにお礼はがきが届き、その中に例えば自分のヘアスタイルにあった自宅でのヘアケアの方法などが書かれていると、素直に嬉しいですよね。
こういう当たり前を当たり前に続けているお店はお客様に支持されやすく、生き残りやすいと思いませんか?
ちなみに、私も初めて名刺交換をした方には今でもお礼はがきを送っています。
もちろん手書きで。
ビジネスはご縁で大きくなる
私は、ビジネスって人と人との繋がりでしか大きくならないと思っています。
そのご縁はどこでどうつながるかわかりません。
実際、私の社会人人生はほぼこの【ご縁】で生かされています。
小才は、縁に出合って縁に気づかず。
中才は、縁に気づいて縁を活かさず。
大才は、袖すり合うた縁をも活かす。
この柳生家家訓が私の人生のベースになっています。
当たり前のことを馬鹿にしないでちゃんとやることで、ご縁が広がり、ビジネスが発展していく。
だからこそ、ABC理論って大切なんですね。
あなたは当たり前のことを馬鹿にしないでちゃんとやってますか?