
ゼロ円起業の中村です。
ゼロ円起業というサービスを始めて2年が経ちました。
少しずつ認知度も上がっていて協力してくれる方も増え、利用者も増えてきて有り難い限りです。
今回はなぜ私がこの事業を始めたのか?私の経歴もついでにお話したいと思います。
社長になりたい!と決意した24歳
私が自分で会社を興したいと決意したのは24歳の時です。
当時リクルートという会社に入り、上司から「ライフプラン作り」を命じられて、生まれてはじめて自分の将来について考えました。
そのあたりの話は私のプロフィールにも書いていますので、そちらもご覧になってみてください。
私はライフプラン通り、27歳までリクルートで働き、そこから経営コンサル会社に転職しました。
会社経営の理論を叩き込まれたコンサル時代
コンサル会社に転職してからは、会社経営の理論や原理原則を叩き込まれました。
ここで教えられたことは今でもかなり役立っています。
私が転職したコンサル会社は母体が税理士事務所ということもあり、数字関係は特に細かく教えてもらいました。
・財務理論
・会社の収益構造
・マーケティング理論
・業種別の収益向上手法
などなど
特に「財務理論」は今の事業にかなり活かされていて、お客様の相談にのる時の「いかに長く続けるにはどうしたらいいか?」という考えのベースにもなっています。
起業準備で事業計画書のプレゼン行脚
ライフプラン通り、私は30歳で自分の会社を立ち上げます。
事業内容は「サロンに特化した経営コンサルティング」。
美容室や理容室、エステやネイルといったサロンに特化して、収益改善や新規開業のサポートを行ってきました。
この会社を立ち上げる際、私は初めて事業計画書を作ります。
というのも、当時私は自己資金がほとんどありませんでした。
リクルートの時はそれなりの給料をもらっていましたが、コンサル会社に転職したら年収は下がり、貯金を崩しながら生活していたからです。
なので、会社の資本金も自己資金だけだと少ないと感じて、私は知り合いから私個人への出資をしてもらおうと考えたんですね。
ただ、コンサル会社に勤めていた時、収益改善の手法などは色々教わったけど資金調達については何も教えてもらってませんでした。
なので、自分で融資を受けるにも何から手を付けていいかさっぱりわからず、事業計画書も何をどう書いたらいいかわからず、結局google先生に頼りっぱなしでした(汗)
そして、事業計画書が完成したので、今度はその事業計画書を元に知り合いの社長さんをリスト化して、アポを取り時間をもらい事業計画書を見せて出資を募りました。
もちろん全員からOKをもらえるわけもなく、ほとんどがNGでした。
ただ、NGをもらっても「どういうところがダメだったのか?」を聞くようにして、事業計画書のブラッシュアップをしていったんです。
そして、どんどん事業計画書も磨かれて、結局50名ほど声をかけたところで自分が目標にしていた自己資金300万円に達したので、それを資本金として会社を立ち上げたんです。
初めての銀行融資
そして、無事会社が立ち上がったので、次は銀行融資の申込です。
この頃には事業計画書もかなりブラッシュアップされていたので、その事業計画書を持って日本政策金融公庫に申し込みをして、見事一発OKで満額回答をもらいました。
私の場合、色々な先輩経営者に事業計画書を見せて回ったことで、お金を出す人がどういうところを見ているのかを学ぶことができたんですね。
これってとても大事だと思っていて、やっぱり物事は「相手の目線」で考えるのが重要で、自分目線で作ったものってロクなもんができないと思っています。
幸い私の場合は第三者の客観的な意見をたくさんもらえたので、銀行に持っていっても問題なく使える事業計画書を作ることができました。
ここで得たノウハウはその後の事業にも当然活かされて、新規開業のサポートをする際や既存店の追加融資を受ける時にはこの客観的な目線、相手の目線を意識した事業計画書を作っていました。
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その後、苦しい時期はあったもののなんとか事業は軌道に乗って安定してきたときにリースクレジットを活用した創業サポートをしている会社の代表と出会います。
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