創業時こそ借金すべき!

ゼロ円起業の中村です。

 

毎日新規開業を考えている人の相談を受けていて思うのが、

 

『なんでもっと積極的に借金をしないんだろう・・・』

 

ということ。

創業時はもっと積極的に借金しよう!

借金と言っても、消費者金融やカードキャッシングではなく、銀行からの融資」という意味。

 

政策金融公庫であれ、民間金融機関であれ、融資の審査は必ずあります。

 

すでに事業を行っている場合は、その事業の財務状況を必ず見られます。

 

決算書の提出を求められ、きちんと利益が出ているか、流動資産(現預金など)はどれくらい残っているか、キャッシュフローは問題ないかなど。

 

で、基本は営業利益が黒字になっていないと融資はしてくれません。

 

一方、創業時はどうでしょう。

 

まだ事業を行っていないので決算書などはありません。

 

融資をする際は、その人の人柄や経歴、自己資金の貯め方、事業計画書など限られた情報の中で審査を行います。

 

既存の事業は実績に対して審査をするのに対し、創業時は計画に対して審査をするので、きちんと事業計画を立てていれば、与信情報が汚れていたり、自己資金がないなどを除いては融資を受けられる可能性が高いです。

 

もっと言ってしまうと、

 

『創業時は融資を受けられやすい』

 

ということ。

創業時は融資を受けられやすい

ご存知の通り、今は金利が非常に低いため、融資の利息もたかだか知れてます。

 

政策金融公庫の基準金利で2.2~2.7%くらいだったと思います。

 

開業時には突発的な支出やトラブルがほぼ間違いなく起きます(汗)

 

例えば、私は1社目の開業時にWebサイトを依頼していた会社に制作費を払ったものの、そのままその会社が倒産。結局お金だけ持ち逃げされました。

 

あるいは、思うように売上が上がらないということも大いにありえます。

 

そんな時に自己資金だけで耐えられれば別ですが、銀行残高が底をつきそうな状態を目にすると精神衛生上非常によろしくない状態が続きます。

 

こうなってから銀行に融資の申込みをしても遅いんですね。

 

一応、政策金融公庫は開業後3年間は新規開業とみなすとされていますが、すでに事業が動いていると当然ながらその実績も見て融資するかしないかが判断されます。

 

しかも、申込みをしてから融資が受けられるまでは平均1ヶ月半かかります。

 

要は、一度開業してしまうと、開業前に比べると、借りられる可能性も低くなるし、タイムラグも大きいんです。

 

だからこそ、融資を受けるのであれば開業前にしっかりと借りるべき。

 

また、銀行から融資を受け、それを遅れなく返済しているとそれが銀行への実績となり信用度も上がります。

 

結果、例えば2店舗目の出店や、追加の設備投資をする際に追加融資も受けられやすくなります。

 

結論

 

『創業時こそしっかりと借金すべき!』