ゼロ円起業の中村です。
今回は先日ご相談に来たお客様の話。
相談内容は、
『起業したいけど、その最初の一歩を踏み出せません。どうしたらいいでしょうか?』
というものでした。
実は、直接相談に来る以外にもホームページからの問い合わせで過去にも同じような相談がありました。
私の回答はいつも同じです。
「だったら、踏み出さないままの方がいいですよ!」
冷たい人と思われるかもしれませんが、本人の将来を考えると、それが1番の選択肢だと私は考えています。
決断できない人は経営者に向いてない!
経営者になると、決断の連続です。
すべてを自ら決めて前に進んでいかなければなりません。
なので、
「優柔不断な人、即断即決できない人はそもそも経営者に向いてない」
んです。
目の前の出来事を的確に判断して、決断し、前に進める人の方が圧倒的に事業で成功する確率が高くなります。
起業は簡単、継続は至難
先ほどのお客様の場合、起業だけならしようと思えば簡単にできます。
個人事業主なら「開業届」を税務署に出すだけだし、法人も司法書士に依頼すれば数十万円ですぐに設立できます。
ただ、問題は起業後の話です。
「起業は簡単、継続は至難」
日本では、せっかく夢を実現して起業しても、その後ダメになってしまう人が圧倒的に多いです。
1年後には約4割が倒産し、5年後には約8割が倒産します。
更に言えば、倒産までに至らずも赤字企業は全体の8割以上とも言われています。
もちろん赤字企業の中には「意図的」に赤字にしている企業もあるので、一概にこれが実態を表しているかというとそうではないですが、それでも本当に赤字で苦しんでいる企業が多いのは間違いありません。
決断できない人は往々にして上記のような分類に属してしまう可能性が高いんですね。
果たして、そんな苦しみながら経営をするのが本人にとって幸せでしょうか?
それが本人の求めていたことでしょうか?
そう考えると、とてもじゃないが簡単に起業は勧められません。
起業だけがすべてではない!
例えば、個人事業主は「無限責任」です。
もし負債を抱えたまま廃業してしまうと、その負債は完済するまで一生つきまといます。
一生かけて返済していかなければいけないんです。
それでも自分はこの事業をやりたい!という強い意思と決断力がないと事業は到底うまくいきません。
起業をサポートする会社の代表が言う言葉ではないですが、
「起業だけがすべてではない!」
と私は考えています。
サラリーマン・OLの方が合ってる人も世の中たくさんいます。
だから、最初の第一歩すら踏み出せない、自分で決められないという人は無理に起業しちゃいけないと思っています。
そういう人はサラリーマンやOLをやってた方がよっぽど人生幸せに過ごせると思います。
なので、冒頭のお客様や問い合わせして来たお客様に対しては、
「だったら、踏み出さないままの方がいいですよ!」
といつも答えるんです。
ただ、どんなことがあろうとも自分は起業して成功するんだ!
という強い意思を持っている方はぜひ起業して自分の夢を叶えてください。
そんな方の最初のサポートをできたら、うちの会社も私も幸せです。