ゼロ円起業の中村です。
「自分のCIC情報を取ってみたのですが、あまり良くないように思います。今後どのようにしていったらいいでしょうか?」
私達がゼロ円起業のご相談を受けた際、まずお客様にやっていただくことに「CIC情報の取得」があります。
この情報が悪かったら、どんなに頑張っても銀行融資やリースクレジットなどの信販契約を組むのが難しいからです。
では、実際にCIC情報が悪かった場合、どうしたらいいでしょうか?
【結論】遅れや未払いが多い場合は情報が消えるまでおとなしくするしかない
CICでは、A4の紙1枚あたり1社の情報が書かれています。
その紙の一番下、<入金状況(上の図でいうと【③】の部分)>で【A】や【P】といった記号が複数ある場合、支払いに遅れや未払いがあることを示しています。
【A】や【P】が3つ以上連続で続いていると、銀行融資も信販契約もかなり難しくなります。
その際はどうすればいいのか?
結論としては、
『その情報が消えるまでおとなしくする』
が一番の方法です。
正直、裏技はありません。
CICには過去5年分の情報が載るので、その期間はおとなしくしているしかありません。
では、具体的にはどれくらいおとなしくしていればいいのか?
用紙右上にある【保有期限】に注目
それぞれの情報には5年間の【保有期限】があります。
それがいつまでなのかを示しているのが用紙の右上にある【保有期限】です。
この期限までは情報が残ってしまいます。
なので、CIC情報が悪い方は、右上の保有期限が過ぎるまでは基本的に融資もリースもクレジットも組めないと思ってください。
おとなしくしている期間にやるべきこと
ただ、保有期限を迎えるまで何もしないのでは意味がないので、その間にしっかりとやるべきことをしていく必要があります。
この間に開業に向けてやるべきことは、
1.自己資金を貯める
2.事業計画書を練る
です。
1.自己資金を貯める
何度も書いているように、融資を受ける際は最低でも自己資金は100万円以上必要です。
もし、今、自己資金が足りないのであれば、CIC情報がきれいになるまでの間にしっかりと貯金をすべきです。
銀行側としても、【計画的に】自己資金を貯めている方の評価は高いです。
開業に向けて毎月数万円ずつ貯めていくことをオススメします。
2.事業計画書を練る
もう1つは事業計画書。
この期間を自分がやろうとしている事業の内容を磨き上げる期間として有効活用することをオススメします。
そして、可能であればその事業計画書を周りの人にも見てもらうこと。
自分は当事者なので考えれば考えるほど視野が狭くなりがちです。
一方、他人は客観的に事業計画書を見てくれます。
相手が素人でもプロでも関係ありません。
そもそも、銀行融資を受ける際、銀行の担当者はあなたの事業をまったく知らない方達です。
その方たちに自分の事業を理解してもらうためには、周りの素人の人達が見てもわかる内容にしておく必要があります。
なので、恥ずかしがらず積極的に事業計画書を周りの人に見せて意見をもらってみてください。
きっと、自分では気づかなかったことが色々出てくると思いますよ。