ゼロ円起業の中村です。
独立開業する時は、うまくいくかどうか不安や心配が尽きません。
「もし上手くいかなかったらどうしよう・・・」
「家族を路頭に迷わせることになったらどうしよう・・・」
「住宅ローンが払えなくなったらどうしよう・・・」
などなど
不安事の多くは【お金】についてですよね。
私自身もそうでした。
今回は、
独立開業時の不安をどうやって解消したか?
私の実体験をお話したいと思います。
独立開業時に不安はつきものだと理解する
独立開業時の不安が解消されることはない
まず、私はこれを理解しようとしました。
確かに独立開業時には不安や心配事はいっぱいあります。
ただ、どんなに考えてもその不安や心配事は解消されることはないんです。
私自身も最初はそうでした。
最初の起業の時は毎日毎日あれこれ考えていました。
「今のままで大丈夫なんだろうか?」
「この事業計画の通りに進まなかったらどうしよう・・・」
「車のローンも残ってるし・・・」
ただ、考えれば考えるほど余計なことまで考え始めて夜も眠れなくなってしまうんですよね。
思考は現実化する
なので、ある時、私は開き直るようにしました。
『どんなに考えたって不安がなくなることはない。
だったら、うまくいくことだけ考えよう』
このきっかけになったのが、この言葉でした。
『マイナスなことばかり考えていたら、脳がそれを引き寄せてしまう』
当時、ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」や西田文郎さんの「No.1理論」といった本を読んでいて、どの本にも共通して書いていたのが「脳といかに上手く付き合うか」でした。
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人間の脳は、肯定も否定も判断できず、考えていることを現実に起こそうと身体を動かすそうです。
例えば、
「もし上手くいかなかったらどうしよう・・・」と考えていたら、
『うまくいかない』という言葉を切り取って、それに向かって身体を動かしだします。
「家族を路頭に迷わせることになったらどうしよう・・・」と考えていたら、
『家族を路頭に迷わせる』という言葉を切り取って、それに向かって身体を動かしだします。
つまり、マイナスなことばかり考えていたら、脳が勝手にマイナスな方向に動き出してしまうんですね。
だったら、うまくいくことだけ考えていこう。
そして、不安はつきものなんだからしょうがない、と開き直った方がいい。
もっと言うと、私は「自分は必ず成功する!」と毎日自分に言い聞かるようにしました。
そう思ってからは不思議と順調に事が進み始めました。
オカルトと言う人もいるかもしれませんが、私はこの「脳との付き合い方」がすとーんと腑に落ちたので、素直にそれを実践してみたらうまくいきました。
とにかく色んな人に事業計画を見てもらう
プレゼン回りをしまくる
私が最初の独立開業時にやったことの1つが「プレゼン回り」です。
これからやろうとするビジネスの事業計画を作り、回りの人に見せて回ったんです。
私が実際にやったことは、事前に見せる人をリストアップして、ひたすら順番にプレゼンしまくり。
そして、プレゼンが終わったら、相手に良いも悪いも含めて素直に本音を話してもらう。
私はこれを約50人にしました。
客観的に自分のビジネスを見れるようになった
これは、やった人ならわかると思いますが、事業計画を作るとそこに自分の想いが込められているので客観的な判断ができなくなります。
「この事業戦略は絶対に正しい!」
「この売上は間違いなく達成できる!」
これ、とても危険ですよね・・・
想い入れが強くなりすぎると、時に周りが見れなくなることがあります。
実際に、色んな人にプレゼンして回ると自分では気づかなかったアイデアやマーケティング手法が次から次へと出てきました。
誰にも事業計画を見てもらわずに事業を進めていたら結構な遠回りをしていたと思います。
アイデアをたくさんもらい、その度に考え、修正し、修正したら再度見てもらう。
その繰り返しをするうちに私自身が自分のビジネスを客観視できるようになり、冷静に物事を見れるようにもなりました。
そして、修正案を持っていく度に相手の太鼓判をもらえる経験が自信にもつながりました。
この方法が正しいかどうかはわかりませんが、少なくとも私にとってはやってよかったことです。
数字(財務)の勉強をする
数字を理解できない経営者は経営者ではない
上の見出しの言葉は、経営コンサルタント時代に上司に言われた言葉です。
数字(財務)を理解できないということは、事業の経営状態を理解していないのと同じ。
経営者であれば、当然自分の事業の経営状態を理解していて当たり前。
理解していないということは、経営を放棄しているか、怠慢なだけで、そういう会社は遅かれ早かれ市場から退場させられる。
この言葉を聞いた時、最初は正直あまり理解できませんでしたが、実際に会社経営をするようになり、この言葉の重みがよくわかります。
どんぶり勘定でもなんとかやっていけた時代も過去にはあったかもしれませんが、今はそんな経営をしていたら、ほぼ間違いなく潰れます。
数字を理解すると自信がつく
経営コンサルとして所属していた会社はそんな考えの会社だったので、私は簿記を叩き込まれました。
参考までに、当時私が勉強した本はこちらです。
↓
本屋さんで色んな本を見て回って、一番しっくりきたのがこれでした(今も売っているかはわかりませんが・・・)。
この本のおかげでなんとか簿記3級にも合格できたので、私には合っていたんだと思います。
この経験は、私が独立開業する時、非常にプラスに働きました。
実際、プレゼン回りで色んな人から色々と言われたものの、数字面に関してはあまり突っ込まれることはなかったからです。
数字を理解できないと不安になります。
数字の根拠が明確じゃないからです。
毎月、いくら売上があれば、いくら利益が残り、税金や借入金や保険の支払いがどれくらいで、最終的に手元に残る現金はいくらか?
常にこれを理解しているだけで、随分と不安が解消される気がします。
ちなみに、私は独立開業後も自分で経理をやっていました。
これをすることで、今の経営状態がはっきりとわかり、これもまた開業後の自信につながっています。
まとめ
今回は3つの方法を紹介しました。
1.独立開業時に不安はつきものだと理解する
2.とにかく色んな人に事業計画を見てもらう
3.数字(財務)の勉強をする
細かいことを言うと他にもいくつもありますが、大きくはこの3つのおかげで私は独立開業時の不安を取り払うことができたと思います。
特に1.の考えは結構大事かなと思いますので、これから独立開業を考えている方は参考にしてみてください。